【初心者向け】スペイン語参考書の選び方| 元講師のおすすめ

スペイン語を勉強しようと決意しても「どんな参考書を買えばいいかわからない」ということはありませんか。

オンラインでスペイン語講師をやっていた時、多くの初学者の生徒さんから参考書に関する質問をいただいたので、この記事では「おすすめ参考書と選ぶ基準」を紹介します。

この記事を最後まで読めば「スペイン語の勉強をどこから始めるべきか」がわかるようになります。

紹介する参考書は留学前の勉強にもおすすめです。

この記事では

留学前にスペイン語を身につけておきたい方向けにおすすめの参考書と選ぶ基準を紹介します。


 

スペイン語の辞書

スペイン語初心者の方なら、最初に揃えるべき本は辞書です。

今ではオンライン上で翻訳辞書やAIがスペイン語を翻訳してくれますが、正しい意味や使われ方などは圧倒的にスペイン語辞書を使うと安心だからです。

さらにスペイン語辞書を読み込むことで語彙力増加も見込めます。

個人的に購入時に見るべき選考基準は下記の通りです。

  1. ハードカバーであること
  2. 例文が多いこと
  3. 頻出単語だとわかる書き方
  4. 動詞の活用がしっかり書いてあること

以上4つの選考基準を踏まえておすすめのスペイン語辞書を2冊ご紹介します。

現代スペイン語辞典白水社

スペイン語の辞書の代名詞というほどこの辞書は、スペイン語学習者にとって定番です。

単語の説明や用法についてわかりやすく説明がされ、収録単語数はおよそ4万6000語で重要単語には英単語も併記されているところがおすすめポイントです。

付録としてスペイン語文法解説がついています。

留学前にこの辞書を読み込んでおけば安心です。

西和中辞典小学館

スペイン語の単語収録数は、約8万語ほどあり初級でなくても使える辞書です。

対応分野が幅広く、文学・芸術・スポーツ・IT分野で使える単語や例文が収録されているので使い勝手がとてもいい点がおすすめです。

また教材を多く出版している小学館なのでわかりやすく使いやすい構造になっています。
 

スペイン語の文法書

スペイン語の文法書はスペイン語の勉強を進めるために大事な本です。

いくらスペイン語は語順をずらせるからといっても、文法の基礎がなっていないとネイティブと会話するときに土俵すら立てないのでしっかり抑えましょう!

私が生徒さんへ伝えていた書籍の選び方のポイントは下記の通りです。

  1. 文法項目を全て網羅しているか
  2. 練習問題の有無
  3. 解説はわかりやすいか
  4. 視覚的に見やすいか

個人的に、文法書は練習問題がついている方がアウトプットになりスペイン語があたまに定着するのでおすすめです。

特に留学前の勉強として一周しておきたい本なので要チェックしましょう。

上記のことを踏まえながら、スペイン語初心者向けにおすすめしたい文法書を2冊ご紹介します。

文法から学べるスペイン語 ナツメ社

スペイン語初心者に人気のある参考書です。

スペイン語の読み方から始まり、文法項目に合わせてよく使う基本的な表現まで記載があるので1冊やり込めば中初級まではいけると思います。

なにより、イラストが豊富で楽しく学習を進められる点がおすすめです。

ゼロからスタートスペイン語文法編 Jリサーチ出版

スペイン語の基本的な文法を33個学ぶことができ全部で20課あります。

毎日1つずつこなしていけば20日で終わるので、サクッとスペイン語文法に馴染めるでしょう。

スペイン語初心者向けに読み方が書いてあるうえに、例文について詳しい解説があるところがおすすめポイントです。

スペイン語の知識ゼロでも取り組めます。

 

スペイン語の単語帳

スペイン語や他の外国語を勉強する上で大事なことは単語学習です。

語彙力が低いと会話が成り立たなかったり、留学した時に現地での生活が思うようにいかない可能性があります。

留学前の勉強として単語をなるべくたくさん蓄積していきましょう!

特に生活で使える野菜・果物・料理名・交通系は抑えておくと便利です。

スペインに滞在していた私がおすすめする単語帳2冊をご紹介します。

スペイン語の単語帳を購入する時の選考基準は下記の通りです。

  1. ジャンルが豊富かどうか
  2. 例文はついているかどうか
  3. イラストはあるかどうか

これなら覚えられるスペイン語

NHKが出版しているので信頼度が高い本です。

小さい本なので持ち運びができ、移動時間などに勉強できるところも嬉しいポイントです。

また単語がカテゴリごとに分類されているので使い方のイメージトレーニングになります。

暮らしのスペイン語単語8000

私はスペインへ短期と長期留学を経験しましたが、日常に関する単語をもう少し勉強しておけばと思っていました。

たとえば、八百屋に行った時に野菜の名前がわからなかったり、電気屋に行った時にきちんとした会話ができなかったことがあります。

この暮らしのスペイン語単語8000はデータベースのようですが、これ1冊あれば暮らしていけるくらいボリュームたっぷりで、単語に関する知識もあるのでおすすめです。
 

スペイン語その他の参考書

スペイン語の勉強のきっかけが「スペインへ旅行にいきたいから」という理由の人もいるでしょう。

そこで旅行先で使えるスペイン語の旅行会話の参考書についてもご紹介します。

私が実際に生徒さんへおすすめした本は1冊のみですが、現地の空港から使えるので好評でした。

留学する方にもおすすめしたい1冊です。

ひとり歩きの会話集JTBパブリッシュ

スペイン語をしっかり勉強しなくてもこの1冊があれば、旅行中言語に困らず楽しめる本です。

現地空港についた時からの単語や単語を使ったフレーズを学べます。

もちろん、ホテル・買い物・レストランやバーでの単語やフレーズも記載があるので頼もしい1冊です。

なにより、イラストが豊富なので旅行中楽しく学べるでしょう。
 

まとめ

今回はスペイン語初心者が迷わずに参考書を購入できるように、元講師目線でおすすめの参考書と選ぶ基準についてご紹介しました。

ネットでも買えますが、書店で実際に手にとってイメージを掴んでから購入することをおすすめします。

またご紹介した参考書は留学前に、目を通しておきたいものばかりで渡航する際に持っていけたら理想的なものばかりです。

もし余裕があれば現地で、外国語で書かれたスペイン語の辞書や参考書を買うと自分の語学力をブラッシュアップできるでしょう。

参考書は電子や書籍どちらも同じですが、お気に入りのものを見つけたら他は買わずたくさんやりこむことが大事です。

  • B!