留学プランにお悩みの方や短期留学の成果が知りたい方やこれからスペイン語を勉強したい方、現在勉強に行き詰まっていると感じる方はぜひチェックしてください。
今回は学生のうちにスペイン語をマスターするために留学した赤石さんの体験談を紹介します。
留学してみたいけど時間もお金も厳しいという方には1週間~3ヶ月程度の短期留学がおすすめです!
短期留学は限られた時間での留学ですが、現地での過ごし方・体験次第で多くの学びと刺激を得られて、スペイン語を今後も学習するモチベーションに繋がります。
この記事では
実際にスペイン語を使った仕事をしている先輩から、スペイン語の勉強方法、留学体験談、アドバイスなどを紹介します。
プロフィール
項目 | 概要 |
名前 | 赤石 |
スペイン語検定等 | DELE B2 |
実際のスペイン語のレベル | 日常会話やスペイン語でのコミュニケーションは問題なくできるレベルです。スペイン語での業務は、業務内容によるかと思います。日本語でわかるものやすでに自分が知識としても持っている分野では、その分野のスペイン語を覚えてしまえば、できるようになるかと思います。一方で、極端に専門的な分野はスペイン語以前に、その分野についての知識がないので、分野勉強とその分野特融にスペイン語の勉強が必要だと思います。 |
スペイン語の勉強歴 | 5年 |
留学時期と期間 | 2019年9月から1年間 |
留学情報
項目 | 概要 |
出発前 | 合計:50万円 航空券20万円、海外保険、10万円、その他予備費で20万円 |
現地 | 生活費1万5千円、賃貸費用3万円 |
滞在方法 | ホームステイ |
スペイン語の勉強
スペイン語勉強を始めた経緯
高校生の時に、スペイン語圏に親戚がいる友人と一緒に外国語で有名な大学のオープンキャンパスに行ったのが始まりでした。
スペイン語の体験授業を受けてみたところ、授業の内容や進め方、スペイン語という言語自体に興味がわき、スペイン語を専攻することに決めました。
高校で英語を学んでいた以外は全く外国語を学んだこともなかったのですが、海外に関連することを学んでみたい、外国語を進路にしたいとスペイン語を学び始めました。
スペイン語を勉強するためにしたこと/していること
文法が一番大切なので、しつこく勉強したほうがよいです。動詞の活用も適当にせずに、都度覚えたほうが後から楽です。
実際に使われているスペイン語の口語は、授業で習うスペイン語違うので、雰囲気になれるためにも上記は有効です。
日常的にスペイン語を使わざるを得ないので、半強制的にスペイン語がうまくなります。
スペイン語を学ぶのにおすすめの映画・ドラマ・音楽
ネットフリックスでスペイン語圏のドラマを見るのがおすすめです。
字幕をスペイン語にしたりもできるので、何を言っているのか確認できます。
でも、時々日本語字幕が間違っていることもあるので注意です。
「Control Z」、「ELITE」というドラマは若い人のスペイン語の雰囲気が伝わってきます。
今からスペイン語を勉強するメリットや将来性
正直なところ、日本国内でスペイン語だけでビジネスをしていくのは不可能ではないですが大変でしょう。
大学院まで卒業してスペイン語講師や教授になる、通訳や翻訳業務をする、スペイン語圏の企業に勤めるなどの選択肢が挙げられます。
一番手っ取り早いのは、スペイン本国以外のスペイン語圏の国で、現地採用職員として採用されることです。
特に中南米は車関係の日本企業がおおいので、就職先はあるでしょう。
日本国内の自動車関連企業や商社に就職してから、スペイン語圏への転勤もあり得ます。
英語ではなくスペイン語を勉強するメリット
アメリカ大陸をはじめとして様々な国の公用語となっているので、スペイン語を学ぶことでいろいろな国で活躍できるチャンスも増えることがメリットの一つです。
また、スペイン語の文法がしっかりわかるようになると、ラテン語の言語(ポルトガル語、フランス語、イタリア語、ルーマニア語)の習得がとても楽になります。
英語についても、ラテン語が語源の単語が多くあるので、スペイン語を知っている英語の単語数も自動的増えていくというメリットがあります。
もし、今からスペイン語を0から勉強するなら
自分が習得してきた方法とほぼ同じことをすると思います。
まずは、基本となる文法をしっかり学習して、そのうえでスペイン語圏へ留学して本格的なスペイン語を身につけます。
スペイン語を学んだことで起きた人生の変化
スペイン語を話す自分と、日本語を話す自分は多少性格が変わっていることに気づきました。
スペイン語を話しているときは、陽気で明るいことを言うことが多い気がします。
そういう表現が多いのかもしれません。
スペイン語留学
留学を決意した理由
無事に大学受験に合格し、スペイン語を専攻することになった時点で、一つかなえたい夢がありました。
それは、専攻したスペイン語を大学4年間の間にマスターすることでした。
そのためには、大学の授業でよい成績をとることだけでは足りないと考え、どこかスペイン語圏の国へ長期で語学留学したいと思うようになりました。
グアテマラやメキシコは確かに学費が安くて魅力的でしたが、日本人がいない環境に身を置きたいと思いアルゼンチンに決めました。
スペイン語を勉強するために留学はしたほうがいい
留学すると強制的にスペイン語だけの世界になります。
スペイン語を使わないと生きていけなくなるので、結果としてスペイン語が飛躍的にうまくなるのが一つ目の理由です。
二つ目の理由は、スペイン語圏の文化にも触れあえる機会になるからです。
言語を日本で学んでいるだけではできない体験ができます。
スペイン語の上達
実際に留学することによってスペイン語が飛躍的に上達しました。
現地の友人たちとの交流や、語学学校の授業のおかげだと思っています。
留学して初めのうちは聞き取りがすごく苦手だったのですが、しばらくして 聞き取れるようになってからは特にスペイン語の上達が早かったように感じます。
留学のメリットとデメリット
語学留学する一番のメリットは、スペイン語が上達することです。
また、現地で生活することでその国の文化を知ることもできます。
スペイン語を勉強するための留学のデメリットは文化が違うのでホームシックになる可能性があること、日本よりも治安が悪いので犯罪に巻き込まれる可能性があること、自費で留学すると何百万単位でお金がかかることです。
スペイン語留学を成功させる心構え
スペイン語留学のためにしておいたほうがよいことはたくさんありますが、一番大切なのはスペイン語の勉強だと思います。
多少でも現地の言葉が理解できるのと理解できないのとでは、雲泥の差です。
少なくとも基本的な会話や初歩的な文法の知識はあったほうがいよいでしょう。
現地の語学学校では最初からスペイン語でスペイン語を学ぶことになるので、聞きたいことがあっても 初心者には質問すら難しいかもしれません。
留学先で気をつけること
治安が悪い地域が多いので、ぼーっとして生活しないことが一番重要です。
日本ではありえないようなことが起こります。
いきなり道路に穴が開いていたり、ひったくりにあったり、誘拐などもあり得ますので要注意です。
留学体験談
留学してよかったと思えること
留学してよかったと思えることのひとつめは、生きたスペイン語が学べたことです。
一生消えることのない財産となりました。
ふたつめは、若いうちに異文化で生活することで、日本の常識ががすべてではないということ学べたことです。
そのほかには、スペイン語圏の友達ができたこと、留学後にメキシコ各地の遺跡などを旅行できたことです。
留学中に嬉しかった/楽しかったこと
現地の友人に誘われたパーティーは、とても楽しかったです。
一般的には留学中の「パーティー」と聞くと、若者だけで集まってお酒とドラッグを楽しむという風に認識されていますが、それとは全然違いました。
家族や一族全員で集まって、子供から大人までおいしい食事とお酒、音楽とダンス、会話を楽しむものでした。
留学中にうれしかったことは、大学の授業のテストで良い点が取れたことです。
留学中に辛かったこと
語学学校の後に、現地の大学の授業を受講しましたが、スペイン語の授業についていけずにとても苦労しました。宿題の本なども全然読み切れなくてつらかったです。
留学中ではなく帰国後ですが日本人社会の人間関係にも少し苦労しました。
年上だから自分のほうが上と思い込んでいる人がいたので、その人にいちいち対応するのが非常に面倒でした。
日本人社会がない留学先を選んだのは正解だったと気づきました。
留学したことで変わったと感じること
留学したことで変わったと感じることは、多少のことでは動じなくなったことです。
留学から日本に帰ってきてから感じたことですが、以前よりも強くなった、細かいことを気にしなくなった自分がいました。
例えば、バスや電車が遅れても、全く気にならなくなっていました。
そもそも現地では時刻表が存在していないので、交通機関が来ればそれだけでいいやという気持ちで過ごしていました。
あと、海外の方との関わりが楽しくなり、留学前よりも積極的に交流を持つようになりました。
スペイン語留学を検討中の方へ
学生が留学をするメリット
学生がスペイン語留学をするメリットのひとつは、スペイン語圏の人のやさしさに触れられる点です。
もちろん、変な人も犯罪者もいますので、注意して人付き合いをしてくのは当たり前なのですが、オープンで陽気な人が多いので友達がたくさんできます。
自分を成長させてくれる出会いがきっとあると思います。
社会人が留学をするメリット
業種によってはスペイン語を学ぶことで昇進できたり、現地への派遣社員になれたりすることがあるでしょう。(自動車業界では、中南米進出をする企業もありましたので。)
それ以外にも、スペイン語を学ぶことで旅行の幅が広がると思います。
今からスペイン語を勉強する方へアドバイス
とにかく楽しんでください!
発音は難しくないので苦労はしないでしょう。
また、文法的には例外が少なく、きちっとしている言語なので、フランス語学習のときのようなフラストレーションは少ないです。
スペイン語留学を検討している方へアドバイス
行きたいと思うなら一度きりの人生なので留学するのがいいです。
治安と衛生に気を付けて自己防衛しながら過ごせば、そこまで怖い場所ではないので、ぜひ留学を検討してみてください!
まとめ
今回は学生のうちにスペイン語をマスターするために留学した赤石さんの体験談を紹介しました。
高校時代のオープンキャンパスでスペイン語に触れ、大学生のうちにスペイン語を習得するために留学を決意したと教えていただきました。