スペイン語の短期留学をお探しなら、南米のパリ「アルゼンチン」が圧倒的におすすめです。
ラテンアメリカにおいて、アルゼンチンの治安は比較的よく、サッカーにタンゴ、圧倒的牛肉・ステーキ等文化的にも非常に独特な魅力があります。
またアルゼンチンの首都「ブエノスアイレス」では独自の方言「カステシャーノ」が話されていますので、他のスペイン語学習者と差別化を図ることもできます。
この記事では
スペイン語の語学留学を検討されている方に向けて、アルゼンチン留学を推す理由をまとめています。
アルゼンチン留学を推す理由をまとめ
まずはじめに、スペイン語留学を検討されている方に「どうしてアルゼンチンの語学留学をおすすめするか」を説明します。
実はアルゼンチンはメキシコ、コロンビアに次いで世界で最もスペイン語を母国語としている人口3位の国で、4位はなんとスペインです。
そのためアルゼンチンにスペイン語留学に行くと言うのは見当違いなものではありません。
日本で大人気のスペインやメキシコではなく、アルゼンチンに留学をすすめる、他サイトでは取り扱われていない隠れたアルゼンチン留学の強みは以下の3点です。
アルゼンチン留学の強み
- 日本人の留学生が少ない
- 他の中南米に比べて治安がいい
- カステシャーノというブエノスアイレスの方言
日本人の留学生が少ない
一般的にスペイン語留学はメキシコとスペインが筆頭候補でトップ2です。
故にスペインとメキシコに留学に行くと、日本人の留学生と 同じクラスになってしまうことがあります。
これは私の留学経験に基づくものであり、他の外国人留学生の体験でもありますが、同じ国や言語を使う人がいると、どうしてもそのグループで固まりやすくなります。
つまり、語学の学習をきているにもかかわらず、自分が話すことができる言語で生活できるようになってしまいます。
これは語学留学においては 致命的なデメリットです。
そのため、人気のスペインとメキシコにはもちろん留学先として人気の理由がありますが、こうしたデメリットも考慮しないといけません。
アルゼンチンは日系という日本以外の国に移住し国籍または永住権を取得した日本人とその子孫が多くいますが、彼らがスペイン語のクラスを取ることはまずありません。
在住している純粋な日本生まれ日本育ちの人の数も首都でも多くなく、公立大学の語学クラス等ネットですでに有名になっている学校にでもいかない限り、クラスで被る確率は低いです。
語学学校選びが留学成功の鍵
語学学校自体の質や、クラスの内容ももちろん大事ですが、それと同様に同じ言語を話す人がグループにいない環境が大事です。
他の中南米に比べて治安がいい
以上の理由でメキシコとスペイン以外のスペイン語を第一言語とする国に留学する場合は中南米が主になります。
その中でアルゼンチンを留学先として選ぶ理由は 他の中南米に比べて治安がいいからです。
当サイトを立ち上げるきっかけにもなった治安ですが、 アルゼンチンの治安は決して日本に比べるといいものではありません。
正確に言えば、アルゼンチンは犯罪率は高いけど他の中南米に比べて殺人率は低いです。
犯罪指数は日本の約2.8倍
2021年のNUMBEOによる中南米の犯罪指数を元に表を作成しました。
中南米
順位 | 国 | 犯罪指数 | 安全指数 |
1 | ベネズエラ | 84.25 | 15.75 |
2 | ガイアナ | 68.74 | 31.26 |
3 | ブラジル | 67.85 | 32.15 |
4 | ペルー | 66.61 | 33.39 |
5 | アルゼンチン | 63.31 | 36.69 |
6 | コロンビア | 55.77 | 44.23 |
7 | ボリビア | 55.39 | 44.23 |
8 | エクアドル | 54.41 | 45.59 |
9 | チリ | 52.08 | 47.92 |
10 | ウルグアイ | 51.22 | 48.78 |
11 | パラグアイ | 48.97 | 51.03 |
先進諸国
国 | 犯罪指数 |
アメリカ合衆国 | 47.74 |
中国 | 30.17 |
イギリス | 45.26 |
ロシア | 40.13 |
ドイツ | 35.42 |
フランス | 49.2 |
日本 | 21.95 |
イタリア | 44.37 |
カナダ | 41.19 |
アルゼンチンの犯罪率南米の中でも高い
日本の犯罪指数が21.95に対し、アルゼンチンの犯罪指数は63.31と約2.8倍も高いです。
安心安全とは決して言い難いですが、基本的には金品、スマートフォンやカメラの強盗が多いです。
この時に銃やナイフを突きつけられるケースもありますが、荷物を渡せば(ひったくられれば)済むことがあります。
殺人指数
2020年の中南米の殺人指数を表にまとめました。
2021年のもはアルゼンチンは統計の発表が遅いため現時点では不明だったため、2020年のものを取り扱います。
https://insightcrime.org/news/analysis/2020-homicide-round-up/
国 | 住民10万人あたりの殺人件数 |
ジャマイカ | 46.5 |
ベネズエラ | 45.6 |
ホンジュラス | 37.6 |
トリニダード・トバゴ | 28.2 |
メキシコ | 27 |
ベリーズ | 24.3 |
コロンビア | 24.3 |
エルサルバドル | 19.7 |
ブラジル | 19.3 |
プエルト・リコ | 16.5 |
グアテマラ | 15.4 |
ハイチ | 13 |
パナマ | 11.6 |
コスタリカ | 11.2 |
ウルグアイ | 9.3 |
ドミニカ共和国 | 9 |
ペルー | 8.3 |
エクアドル | 7.7 |
パラグアイ | 6.6 |
アルゼンチン | 4.6 |
ニカラグア | 4.4 |
チリ | 3.7 |
アルゼンチンは中南米の中では上述の通りひったくりや強盗のような犯罪率は高いものの、(中南米の中では)殺人率ははるかに低いことが確認できます。
他の中米の地域はもっと暴力的で日本人の観光客だとわかると、よりアグレッシブに強盗に来ることが予想され、 殺人に繋がる可能性がより高いです。
アルゼンチン・ブエノスアイレスでは、人通りが多いところを歩く、キョロキョロしない、スマホやカメラを見せびらかさない、夜はタクシー移動等、防犯を徹底していれば、回避できる可能性が高くなります。
統計を見ると、アルゼンチンでは強盗やひったくりにより、スマホやパソコン・カメラを失う可能性はありますが、命を落とすまでの確率は他の中南米に比べて低いです。
防犯・治安については以下の記事に詳細をまとめています。
カステシャーノというブエノスアイレスの方言
最後にアルゼンチン留学の強みで一番主張したいものです。
当サイトではアルゼンチンの語学学校は首都ブエノスアイレスのものを推奨しており、ブエノスアイレスでは独自の方言「カステシャーノ(español argentino (es-AR))」が話されています。
これはわかりやすく言うと「ブエノスアイレス弁」です。
ブエノスアイレス弁の特徴は「発音の違い、話し方の違い、オリジナル単語」の3点あります。
発音の違い
例えば発音で言えばYやLLの発音が、スペインや他の中南米と違う発音をします。
YとLLの発音はスペインのスペイン語では英語のJの発音ですが、ブエノスアイレスでのスペイン語(=カステシャーノ)ではSHの発音に近いです。
例
中南米:Ya Ye Yo Yu = ヤ エ ヨ ユ
カステシャーノ:Ya Ye Yo Yu = シャ シェ ショ シュ
例1:
スペイン:Yo (ジョ) =私
中南米:Yo (ヨ)
カステシャーノ:Yo (ショ)
例2:
スペイン:Llave (ジャベ) =鍵
カステシャーノ:Llave (シャべ)
話し方の違い
発音以外のカステシャーノの特徴としては、イタリア人のように感情がすごく込められた話し方をします。
これはブエノスアイレスにはもともとイタリア移民が多くいることが起因しています。
VOSをはじめとしたオリジナル単語
VOS(ボス)というオリジナル単語があるのもカステシャーノの特徴です。
VOSはスペイン語のTu(=あなた)と同義語です。
カステシャーノではTuは使われず、ブエノスアイレス生まれ・育ちならこのVOSを使います。
またVOSだけでなくSOSなど様々なオリジナル単語があり、留学生だけでなく他の国のスペイン語話者との違いを比較するだけでも大盛り上がり間違いなしの鉄板ネタです。
カステシャーノは特殊
カステシャーノは発音の違いやオリジナル単語を使う等特殊な方言です。
スペイン語を学び日本で活かしたい場合に他のスペイン語話者と差別化が図れるのがアルゼンチン・ブエノスアイレス留学の強みです。
まとめ
この記事ではスペイン語の語学留学を検討されている方に向けて、アルゼンチン留学を推す理由をまとめました。
日本人の留学生が少ない、他の中南米に比べて治安がいい、カステシャーノというブエノスアイレスの方言の3点がアルゼンチン短期留学の強みです。
同じ言語を話す留学生に遭遇しにくく、他の中南米に比べて比較的治安がよいため、語学習得に集中できる環境があります。
またカステシャーノというブエノスアイレス独自の方言を身につけることで、他のスペイン語話者と差別化ができます。
提携先語学学校
Vacalocaプログラムと提携している学校は以下の記事にまとめております。
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アルゼンチンのおすすめ語学学校まとめ【提携先】