留学プランにお悩みの方や短期留学の成果が知りたい方やこれからスペイン語を勉強したい方、現在勉強に行き詰まっていると感じる方はぜひチェックしてください。
今回は南米留学を通して日本を見直すことができた野口さんの体験談を紹介します。
クスコの壁を見に行くためスペイン語を勉強し始めた野口さんはアルゼンチンに留学を決意しました。
留学してみたいけど時間もお金も厳しいという方には1週間~3ヶ月程度の短期留学がおすすめです!
短期留学は限られた時間での留学ですが、現地での過ごし方・体験次第で多くの学びと刺激を得られて、スペイン語を今後も学習するモチベーションに繋がります。
この記事では
プロフィール
項目 | 概要 |
名前 | 野口さん |
スペイン語検定等 | DELE B2 スペイン語検定4級 |
実際のスペイン語のレベル | スペイン語で簡単なコミュニケーションは取れます。中南米では一人旅をしていましたし、カトリックの病院でのボランティアや先住民の人たちのための住居を作るボランティアをしていました。日常会話には不自由しないレベルです。現地でローカルバスに乗ったり、当日になってからホテル宿泊を交渉したりできるレベルです。中南米でスペイン語を習得 しました。日本でも、サッカーのワールドカップがあったときに、パラグアイ選手団と交流できました。 |
スペイン語の勉強歴 | 2年間 |
留学時期と期間 | 2017年から1年間 |
留学情報
項目 | 概要 |
出発前 | 航空券を含めて30万円ほど |
現地 | 賃貸2万円、生活費2万円、学費2万円 |
滞在方法 | ホームステイ |
スペイン語の勉強
スペイン語勉強を始めた経緯
まずは、クスコの壁を見に行きたかったためスペイン語を勉強し始めました。
クスコはペルーの高地で、インカ帝国の建設技術が詰まっている街で、マチュピチュ遺跡で有名です。
そこになんとか自分の力で行きたかったのです。
まずはスペイン語を勉強することにして、独学で学んだのちにアルゼンチンに留学することにしました。
中南米の中で治安がいいのと、学費も比較的よかったのが決め手です。
また南米内なのでペルーに渡航するのにも問題がないだろうと思ったからです。
スペイン語を勉強するためにしたこと/していること
まずはNHKのラジオ講座でコツコツ勉強しました。
テキスト代しか要らないので、経済的負担も少なく助かりました。
実際に、基本的な文法は身につきました。
あとはスペイン人のやっていた、絵画スクールに行きました。
スペイン語でやり取りしたかったからです。
ラテンミュージックやサルサダンスも良かったです。
スペイン語を学ぶのにおすすめの映画・ドラマ・音楽
サルサがおすすめです。ダンスしながらスペイン語を覚えられます。
シャキーラという歌手も良いですね。
ブエナビスタソシアルクラブの音楽もすごくいいです。
ラテンミュージックもベタですがノリがいいので良いです。
今からスペイン語を勉強するメリットや将来性
スペイン語を話す人口は多いので、身につけておいて損はありません。
英語やフランス語との語彙に共通点も多いので勉強しやすいです。
特にイタリア語やポルトガル語ならかなり似ているので、イタリア旅行やブラジル人とのコミュニケーションに役立ちます。
簡単なコミュニケーションなら可能ですよ。
英語ではなくスペイン語を勉強するメリット
英語が多少できるなら、語彙力がすでにあるので有利です。
文法はむしろ英語よりも簡単で、発音がわかりやすいため覚えやすいです。
特に、中南米のスペイン語は聞き取りやすいです。
スペイン人のスペイン語は若干早いですが、聞き取れます。
人口も英語より多いので、断然おすすめです。
また日本国内に限って言えば、英語よりはできる人が少ないからおすすめです。
もし、今からスペイン語を0から勉強するなら
ラジオ講座か本で多少勉強してしまったら、オンラインか現地でスペイン語でスペイン語を学ぶのがおすすめです。
日本語で理解していては学びも遅く身につきません。
スペイン語で聞いて理解すると、スペイン語で考える癖が付きます。
英語や日本語を介するより早くて、率直なスペイン語を話せるようになります。
スペイン語を話す友達を持つことも良いと思います。
考えるより、感じて学んでいくのです。
スペイン語を学んだことで起きた人生の変化
あまりスペイン語ができなかったせいもありますが、すごく率直に話すようになりました。
現地の人々もすごくフランクで楽しくて、細やかな感情より素直に語れるようになり、人生が変わったように思います。
ごちゃごちゃ考えずにスパっと話すようになり、素直に飾らずに生きられるようになったと思います。
スペイン語留学
留学を決意した理由
治安の良い中南米でスペイン語を学んで、ペルーのクスコに行きたいため留学を決意しました。
ブエノスアイレスは他のグァテマラに比べて日本人が少ないと聞いて、スペイン語漬けになれると思い選びました。
とにかくスペイン語を日常で使える環境に身を置いて、実際に話して間違えて学べると思ったからです。
スペイン語を勉強するために留学はしたほうがいい
ネイティブの発音やフレーズ等の使い方を知るために留学はマストです。
日本で生活するだけでは、どれだけスペイン語を話そうとしても日本語にまみれてしまうので上達しません。
スペイン語まみれでスペイン語で勉強してスペイン語しか使えない環境に身を置くべきです。
スペイン語の上達
スペイン語の文法や単語をネイティブの教師からマンツーマンでスペイン語にて教わったおかげで、文法がより分かっているはずの英語より、スペイン語をよりよく話せます。
頭で考えるというより、 自然に出てくるようになりました。
日常会話やふとした感情の言葉などを日々使って学習できるので体に身に付きました。
英語だと聞き取れないことがありますが、スペイン語はゆっくりであれば、ほぼ聞き取れます。
実践して使用したおかげです。
留学のメリットとデメリット
留学のメリットは日本語を話さない環境に身を置けることです。
日常生活からスペイン語漬けになることです。
スペイン語で考え、スペイン語でコミュニケーションを何とかとろうとすることで上達します。
また、スペイン語の背景にあるその国の文化にどっぷりと浸かれるため、文化を学ぶことで語学だけでなく人間的にも豊かになれると思います。
デメリットはまずは精神的なストレスなことです。
英語ほどメジャーでない分、 学校探しに時間がかかりました。
また、日本人コミュニティが少ないのでホームシックにかかるかもしれません。
治安が悪い国が多いのもデメリットの一つです。
スペイン語留学を成功させる心構え
簡単な文法ぐらいは頭に入れておくほうが良く、スペイン語ではなく英語の復習でもしないよりはマシです。
アルファベットが、多少違うのでせめて頭に入れておきたいところです。
留学先の文化を知っておくのも良いと思うます。
留学先で気をつけること
日本語を話せる環境に身を置かないことです。
スペイン語を話さざるを得ない環境でないと身につかないため、ある意味で日本人の仲間がいないほうが身につきます。
ブエノスアイレス留学先ではほとんどがブラジル人か北米人で、日本人はクラスで私だけでした。
留学体験談
留学してよかったと思えること
とにかく人生観が変わりました。
日本を外部から見ることができ、率直な生き方ができるようになったと思います。
ウジウジと遠慮せずに、はっきりと物を言うことができるようになりました。
留学中に嬉しかった/楽しかったこと
現地の病院のスタッフが仲間として受け入れてくれたことです。
ちょうどクリスマスの期間だったので、自宅に呼んでもらいました。
現地のクリスマスを友達の家でご家族とともに、現地の習慣で過ごすことができました。
留学中に辛かったこと
お金持ちに見られたことです。
ボランティアなどでも軽い気持ちでやっていているのだろうと見られたのは辛く、どうしても外国人だという壁はありました。
受け入れてもらっていても、どこかよそ者だという疎外感を常に感じていました。
留学したことで変わったと感じること
日本の見方が変わりました。
つまらない国だけど、やっぱりいい国だなと思うところも理解できるようになりました。
南米では日本では当たり前のこともまだまだ発展途上ということもあり、不便やストレスを感じることが多いです。
ただし、その不便のおかげで自分自身も強くなったと思います。
遠慮せずに意見を言えるようになりました。
というのも、自己主張をしないと生きていけないので、はっきりと物を言うようになりました。
スペイン語留学を検討中の方へ
学生が留学をするメリット
日本を知ることができ、日本を客観視できるようになります。
他の国の文化を知ることができ、他の国の人々や文化を尊重することができるようになります。
つまり自分の価値観と幅が広がります。
社会人が留学をするメリット
自分の殻を打ち破ることができます。
あらためて日本を知ることができるため、自分の常識を破ることができます。
自分自身を外から見直すことができます。
今からスペイン語を勉強する方へアドバイス
新しい生活のスタートです。
とにかく楽しみましょう。
サルサやラテンミュージックから始めても良いでしょう。
スペイン語を話す人々はたくさんいるため、私の周りでも日系ペルー人など意外な人たちが喋っています。
とにかく喋っていきましょう!
スペイン語留学を検討している方へアドバイス
今はコロナウイルスが流行っていて微妙な時期ですので、留学前にまずはコツコツ文法やアルファベットを勉強しましょう。
時期が来たらいつでも行けるように、パスポートを用意しておきましょう。
まとめ
今回は南米留学を通して日本を見直すことができた野口さんの体験談を紹介しました。
クスコの壁を見に行くためスペイン語を勉強し始めた野口さんはアルゼンチンに留学を決意しました。
留学を通してとにかく、率直に話すようになった、海外を知ることで日本を改めて見直すことができたと教えていただきました。