留学プランにお悩みの方や短期留学の成果が知りたい方やこれからスペイン語を勉強したい方、現在勉強に行き詰まっていると感じる方はぜひチェックしてください。
今回はBocaが大好きでスペイン語初心者で留学したKaさんの体験談を紹介します。
小学生からBoca Juniorsが好きで、大学最後の夏休みということでアルゼンチンにいらっしゃいました。
私もKaさんがブエノスアイレスに到着された時にSan Telmoにある美味しいステーキ屋「La Brigada」をご馳走していただきました。
その時に息子用に買ってきていただいたレゴの基礎版が思いの外大きすぎて迷惑をかけてしまいました笑
憧れのアルゼンチンに夏休みを大きく活用して9週間滞在され、その間にBocaの試合に毎週観戦に行ったり、平日は語学学校と大変活動的な印象のKaさんのアルゼンチン留学体験を紹介いたします。
留学してみたいけど時間もお金も厳しいという方には1週間~3ヶ月程度の短期留学がおすすめです!
短期留学は限られた時間での留学ですが、現地での過ごし方・体験次第で多くの学びと刺激を得られて、スペイン語を今後も学習するモチベーションに繋がります。
この記事では
プロフィール
項目 | 概要 |
名前 | Ka |
スペイン語検定等 | 未受験です。 |
実際のスペイン語のレベル | 全くの初心者です。アルゼンチンに渡ってから、カフェなどでの注文やスーパーでの買い物に必要な単語を覚えました。ですので、日常会話すらまともにできませんでした。 |
スペイン語の勉強歴 | 2ヶ月です。 |
留学時期と期間 | 2022年7月から9週間 |
留学情報
項目 | 概要 |
出発前 | 航空券36万円(往復),保険(コロナ禍では、コロナ保険が渡航に必須でした)は持参したクレジットカード(EPOS)に付帯していましたので無料です。 |
現地 | 生活費約8万円/月,学費3万円/週 |
滞在方法 | 賃貸契約 |
代理店の利用
代理店は利用しておりませんがVacalocaさんのプログラムを利用しました。
Vacalocaさんからのいくつかの質問に答えたのちに学校の選定から、以降の全ての手続き行ってくださったので代理店を利用する必要がなかったからです。
スペイン語の勉強
スペイン語勉強を始めた経緯
小学生の頃からアルゼンチンのサッカーチームのBoca Juniorsが好きでした。
大学生になり最後の夏休みにアルゼンチンに行くことを決めたのがきっかけです。
以前からBocaというチーム自体や本拠地のLa Boca地区に関してなど、その文化をもっと深く理解したいと思っていたこともあり、スペイン語の勉強を始めました。
スペイン語を勉強するためにしたこと/していること
私の場合はサッカーで、今はSNS等で興味のあるトピックに関して、現地発の情報をたくさん得ることができます。
そういった情報を発信しているアカウントをフォローすると、ネイティブがどういう単語や言い回しを使うのか学ぶことができます。
そこで学んだ言葉を毎日スペイン語で書く日記に使うなどして身につけています。
アルゼンチン留学
アルゼンチンに留学を決意した理由
Boca Juniorsが大好きでいつかアルゼンチンに行きたいと思っていました。
大学生活では就活も終わり最後の夏休みを迎えた時に、アルゼンチンに関し調べていてVacalocaさんのブログを拝見し、どうせ行くならスペイン語を少しでも学びたいと考えました。
またちょうどパンデミックも少し落ち着いてきていたので、もうこのタイミングしかないと考え、留学を決意しました。
滞在エリアと選択理由
San Telmo地区に滞在しました。
ネットで調べた限り、Palermo地区が最も安全だということは承知でした。
しかしここ数年Palermo地区でも犯罪が増加傾向である点と、La Boca地区により近い地域(La Boca地区自体の治安はあまり良くないので)ということでSan Telmo地区でアパートを借りました。
滞在エリアの治安
非常に安全だと感じます。
もちろんブエノスアイレス市内は、どこも完全に安心できる地域はないと思います。
しかし、San Telmo地区には9 de Julioという大通りや有名な市場があることから人通りも多く、その分強盗等には遭遇しにくいと思います。
実際、滞在中には一度も危険な目には遭いませんでした。
当然ながら時折、お金目的の人が話しかけてくることはありますが、それはどの地区でも同じだと思います。
滞在エリア周辺のレストランや施設など
Googleマップでは探しにくいながらも安くて美味しいレストランが多く点在しています。
またVacalocaさんのインスタにも掲載されている有名なSan Telmo市場、私の滞在した8月には、9 de Julio通りではアサード祭りが開催されてとても楽しかったです。
滞在エリアはおすすめ?
とてもおすすめです。
San Telmo地区からは、車で20分程度あれば市内のいずれの観光地にも行くことができますし、地下鉄やバスの駅も多いですのでどこへ行くにも不自由はありませんでした。
留学体験談
アルゼンチンの好きなところ
来る前から好きだったところは、 サッカーが文化として根付いている点です。
日本で、誰にも野球の贔屓球団があるのと同じ、またはそれ以上にこちらでは誰でも好きなサッカーチームがあります(勿論、私が野球に興味がないように、アルゼンチンにもサッカーに全く興味のない人はいます)。
来てから好きになったところは、ほとんどの人がオープンで親切なところです。
どんな場所でもHola!(時々perdón)からコミュニケーションが始まり、困っていたら助けてくれます。
ご飯も美味しいです。
特に、お肉、ステーキが毎日でも食べたくなるほどです。
また、ブエノスアイレス市内は綺麗な街並み、田舎の方の地域では、多くのスケールの大きな自然が美しいところなど、魅力が尽きません。
アルゼンチンの不満
道端に犬のウンチが多いところ、サラダに入っている、主食ではなく穀物として扱われている米、夜などにレストランのテラス席でご飯を食べていると「子連れ」でお金などを要求してくる人。
とはいえ帰国が近づくにつれ全て愛おしく感じます。
アルゼンチンは留学先としておすすめ?
迷っているなら絶対にアルゼンチンへ行くべきです。
どの国に行くにしても、日本に比べれば治安は問題になるでしょう。
治安と行き先の国の魅力のバランスが問題になりやすいですが、その点アルゼンチンは南米という点イメージに違わず事実として多少治安に不安がありますが、それを上回るほどの魅力が十分すぎるほどあるからです。
ホームシックになった出来事
アルゼンチンには飼い犬・野良犬問わず犬が多いため、日本の実家で飼っている犬が恋しくなったことは何度もありますが、それ以外ではホームシックにはなりませんでした。
アルゼンチンの治安
私自身には危険な出来事は2ヶ月間、一度も起こりませんでした。
ただ、「たびレジ」の情報によれば、 パレルモ地区で日本人へ銃を用いた強盗が起きたこともあります。
いい加減なことは言えませんが、結局は事故と同じで確率ですので、滞在期間や場所、時間によってできる限り防ぐことはできるのではないでしょうか。
アルゼンチンの好きな食べ物
肉です。
たくさんの種類のステーキやアサード、チョリパンなど本当に美味しいです。
ほとんどハズレがありません。
また、ミラネッサ(薄いトンカツ)も美味しいですが、ミラネッサナポリターナ(ミラネッサにチーズとベーコンが乗ったもの)はかなりヘビーで一枚食べるのに苦労しました。
アルゼンチンの物価
日本と比較すると安いです。
日本と違う点で注意すべき点といえばのは飲み水(2リットル150-170円)への出費が常に必要なことくらいです。
アルゼンチンに来る方へアドバイス
円からドルやペソへの両替は難しいので、日本国内の空港等で両替が必要です。
ドルやユーロからペソへの両替は、アルゼンチン国内どこでも容易にできます。
私は短期間であった上、クレジットカード支払いが多かったのでATMでキャッシングを数回行っただけで、現金は足りました。
ただ、多くの留学生仲間はWestern Unionの店舗を利用しているようです。
語学学校
通われた語学学校を選択された理由
Vacalocaさんが選定していただいた2校から選びました。
私が選んだ学校は授業外で参加自由のアクティビティが充実していること、学校のある地域が安全で地下鉄の駅から近いことが魅力でした。
選んで正解だったと思います。
授業形式
2通りプランがあり、私は週30時間のプランですのでグループ形式で週20時間プラス午後に週4時間のグループでの会話レッスンがあります。
これらはそれぞれのレベルによって支払った時間の中で最大限効果が出るように、学校側がかなり柔軟にカリキュラムを組んでくれます。
学校の好きなところ
学長はじめ、全てのスタッフがフレンドリーかつ丁寧に対応してくれる点です。
またアクティビティが充実しているため、同じクラスの仲間だけでなくコミュニティが広がりやすく、多くの友人を作ることができる点です。
アクティビティでも孤立する心配はないです。
なぜならそれらを計画している担当のブラジル人スタッフがいるのですが、英語は話せないながら積極的にコミュニケーションをとってくれるからです。
学校の不満
ありません。
強いてあげるなら時折、たった1人だけ受付のスタッフの中高年の女性の方が、何故か不機嫌なことがあることです。
それ以外は、というかそれはさして問題ではありませんので、語学学校として最高の学校だと思います。
留学先としておすすめ?
支払った料金以上の価値を感じることができました。
授業は同じレベルの数人が同じクラスになります。
グループ形式とはいえどの先生方も、一人一人の理解度を観察して丁寧に接してくれます。
また授業以外の自由参加のアクティビティ等では多くの仲間に巡り会うことができます。
学校らしく、人によっては恋愛も経験すると思います。
授業で学んだこと
私は初心者ですので、基本の文法から学びました。
午前のグループはほぼ基本の文型を座学で学びます。
退屈に思えるかもしれませんが、いろいろな国や年代の生徒がいるのでそういったクラスメイトと文化交流をしながら授業を進めていくので本当に楽しいです。
午後は会話形式のクラスなので、午前で学んだ内容をアウトプットする練習、さらに話すうちに新たな語彙や表現を習得していきます。
授業料は適正?
授業料は適正でした。
授業が理解度にあった進度で進む点、これは各先生方が連携して各生徒の理解度が学長中心に共有されていますので、常にレベルに合った授業を組んでくれます。
元々あるクラスに「はめて」いくのではなく、クラスを「作って」くれます。
アクティビティは学校管理という堅い雰囲気のものではなく、計画したブラジル人スタッフが気楽に生徒を誘ってパーティー感覚で行っていますので、楽しく参加できると思います。
語弊があるかもしれませんので捕捉するとパーティー感覚なのはいわゆる二次会で、一次会は多くの年代の仲間と交流することができます。
授業のレベルは適正?
私はこの学校に通うことができて 本当に幸せでした。
語学学校といえど、本当に豊かな学校生活を楽しむことができます。
ただ同じクラス、仲の良いグループに可愛い子、もしくはイケメンが入ってきた時には注意してください。
それまで築いてきた友情や信頼が揺らぐようなことも起こり得ます。
しかしその分日本よりも情熱的な経験をすることができるかもしれません。
語学学校が提供しているイベントや課外活動
ほとんど、特に夕方以降に開催されるアクティビティは職員である20代後半のブラジル人スタッフが計画し実行します。
職員というと堅い印象ですが、彼はいわゆるFiestero、日本語で言う「パリピ」と言う表現が当てはまるでしょう。
ただ私は日本のパリピは本当に苦手ですが、彼は全く嫌な感じがありません。
皆にフラットにフレンドリーです。
ただ注意すべき点として、彼は英語が話せない点、特にお酒やクラブが本当に好きなのでそういった会では彼はスタッフではなくなり、その瞬間を楽しみ始めます。
ただこれら2点については、ほとんどの生徒が英語が話せることや、ほぼ全ての生徒が理性的で常識を持った仲間であることから困ることは全くありませんでした。
学校が提供しているサービスで特に良かったもの
アクティビティは当然ですが、無料提供のコーヒーや休憩中につまめるお菓子も美味しいです。
学長が先生からのフィードバックに基づいて少し面談を挟んでカリキュラムを一緒に考えてくれる点も素晴らしいです。
スペイン語留学について
留学してよかったと思えること
まず、Bocaが好きな仲間と少しでもスペイン語で会話ができるようになった点です。
やはりBocaのコミュニティはスペイン語ですので、スペイン語、特にカスティシャーノ独特の表現があり、そういったものが少しでも理解できた時は本当に嬉しく感じますし、本物のHinchaになれたのかも、と思えます。
一般的にも、やはり英語が話せるアルゼンチン人に英語で話すのと、彼らの母国語で話をするのとでは関係性の深まり方が全く違いますので、少しでも会話が成り立った時には本当の意味で仲間や友人になれたかなと感じます。
留学中に嬉しかった/楽しかったこと
私にとってはずっと来たかった場所なので全ての瞬間が信じられないほど楽しく、愛おしく感じました。
また、これは私の運が良かったのかもしれませんが、本当に 素敵な仲間に巡り合うことができました。
その仲間達と週末にパーティーする夜は酔い、次の日には頭痛を感じるかもしれませんが、良い思い出になります。
私は日本ではパーティーが嫌いで、ほとんど参加したことがありませんが、こちらでできた友人たちと行った全てのパーティーやクラブが思い出すと笑ってしまうくらい楽しい思い出です。
念の為書いておきますが、 夜だけが楽しいわけではありません。
友人と行く普通のランチでさえ、楽しいですし、あえて英語を使わずに、間にGoogle翻訳を起動させたiPhoneを一台だけ置いて会話してみたのも楽しかったです。
留学中に辛かったこと
飼い犬が恋しい時や、一緒に過ごした友人が帰国してしまうことを知った時などです。
帰国が近づくにつれ全てが本当に愛おしく感じて寂しい気持ちになります。
留学前はこんな気持ちになるとは思っていませんでしたし、これほど素晴らしい友人たちに巡り合えるとも思っていませんでした。
留学したことで変わったと感じること
まだわかりません。
帰国した時に何かを感じるかもしれません。
間違いなく変わったのは素晴らしい友人たちと出会ったことです。
彼らと一緒に過ごせたことは人生の財産であり、彼らと過ごしたことで、私は以前より、少しはオープンになったと思います。
やはり違う国や文化のもとで育った人たちと地球の裏側で交流することは、ありきたりな言い方ですが視野を広げられると思います。
留学以前は、これが外国で過ごす最後のチャンスかもしれないと思っていました。
今はそうはなりたくないと強く思います。
留学中に、就職の決まった会社から内定者研修の連絡が来たので、留学中である旨を伝えると、「今しかできない体験ですので…」とお返事をいただきました。
この先何十年もある人生で「今しかできない」とは、どういうことなのでしょうか。
同じクラスで勉強している仲間やこちらで出会った多くの人々は「今しか」の年齢を過ぎているように思います。
今からスペイン語を勉強する方へアドバイス
私はまだ初心者ですのでアドバイスできることはありません。
英語すらまともに話せませんので、外国語を身につけるコツというのも知りません。
ただ、英語ではなくスペイン語を勉強しようとしているというのは何かある程度明確な目標があるのではないでしょうか。
おそらくですが、その目標は、スペイン語が理解できた時、少しずつ理解できるようになってきた時、想像していたより、もっと素晴らしいものであることに気づくはずです。
また、もし留学を考えているのなら必ずするべきです。
英語が話せなくても、スペイン語が一切理解できなかろうと、です。
もっと早くに自分の部活に執着すべきでないと気づき留学すべきだったと何度こちらに来て思ったか。
現実的な問題としてアルゼンチンは地球の真裏ですので経済的、文化的に多くの適応すべき問題があるかとは思いますが、それを圧倒的に上回る魅力を必ず感じることができるはずです。
まとめ
今回はBocaが大好きでスペイン語初心者で留学したKaさんの体験談を紹介しました。
小学生からBoca Juniorsが好きで、大学最後の夏休みを使ってアルゼンチンに9週間滞在されました。
スペイン語初心者とのことですが、大好きなBocaをはじめ、アルゼンチンの生活・文化・食事自体も満喫されている様子がわかりますね。
語学学校の生活についてもとても詳しく教えていただきました。
またアルゼンチンにお越しになるまたは移住されるときはぜひご連絡ください。
Kaさんも利用されたvacaloca留学プログラムは、留学の不安を解消するさまざまなサポートやアルゼンチン現地でのサポートを行っているので、安心して留学することができます。